
このセミナーで学べること
特許出願明細書のチェック、誤記修正だけで終わっていませんか?
他人が書いた文章を確認する作業は難しく特許明細書となると技術・法律両面での多角的な視点が必要です。特許明細書となると技術・法律両面での多角的な視点が必要です。
本セミナーでは、知財業界歴20年の弁理士が、実務経験に基づき、企業と特許事務所双方の視点から、初心者にも分かりやすく明細書チェックの重要ポイントを解説します。
こんな方におすすめ
- 明細書のチェックで何を重視したら良いか困っている企業の技術部門の方
- 時間がないのに、チェックなんてやってられない!と思っている企業の知財担当者
- 明細書のチェックに関して、観点を整理をしたい特許事務所勤務の方
- モチベーションを上げたい弁理士試験勉強中の方
トピック
- 案件の目的等に応じてチェックする
・主目的別の考慮要素(権利化主目的、公開主目的、他社牽制主目的)
・案件の背景を踏まえた考慮要素 - 出願時における発明の範囲の定め方
・上位概念化が必要な例と、上位概念化して困る例
・上位概念化の具体例 - 出願後の審査等を見据えた記載内容の補強
・補正に備えた記載内容の補強
・補正の具体例
・その他の補強要素
セミナー紹介
特許出願明細書をチェックする際、どんな観点で確認されていますか? 一生懸命に確認した原稿を見たら、誤記修正しかできていなかった、というようなことはありませんか?
そもそも、自分以外の誰かが書いた文章をチェックするということは、それ自体、気になる点が沢山あり大変な作業です。そのチェックの対象が特許出願明細書になると、さらに必要な確認事項は多岐に渡り、なかなか初級者の方にとってポイントとすべきことが何か捉えにくいのではないでしょうか。
本セミナーでは、知財業界歴20年近くの弁理士より、書き手として実際の明細書を書く際に考慮していること、注意していることの中から、明細書チェックという観点で重要なポイントをまとめてお伝えします。これらのポイントには、特許事務所の目線と企業知財の目線の両経験を踏まえた考慮要素を含めております。
このセミナーは、ビギナー向けとなっています。特許出願明細書のチェックでお困りの方、これから特許出願に関わりたいと思っている方等、知財部門の方だけでなく技術部門の方にもぜひお役立ていただけますと幸いです。社内教育等に是非ご活用ください。
講師プロフィール

高岡IP特許事務所 弁理士
芝田 美香
略歴
2005年から都内特許事務所に10年間勤務し国内外の特許出願権利化に従事し、同在籍中に弁理士登録(2007年)。
2015年より化学メーカの知財部門に勤務し、主に知財管理を担当。
2022年より高岡IP特許事務所に勤務。担当は特許化学分野で、広報を兼務しニュース配信、セミナー企画等にも携わる。
[著作]実務家のための「知的財産権判例70選」2024年度版
※執筆者の1人として知財重要判決について執筆し、2024年度版は校正も担当。

[裁判例動画]YouTube(弁理士クラブ)判例研究部会報告動画(毎月配信)
※5分程で最新の知財裁判例を紹介する動画の企画・動画編集を担当。