出版社: 中央経済社 (2012/12)
発行日:2012-12-26
A5判/516頁
ISBN:978-4-502-06470-8
[本書の特徴]
- 2013年3月16日施行新法に完全対応した
- 旧法102条、103条の解説を残した
- 旧法下のinterference等の解説を残した
- CPA等の旧法下の手続の記載を残した
[内容]
本書は、2013年3月16日に施行されるリーヒー・スミス・米国発明法(the Leahy-Smith America Invents Act:、通称AIA)に準拠した実務書である。本書が最初に刊行されたのは2002年3月であるから、11年目に入った。その間、本書は2版、3版と改訂され、今回は4版となる。この4版は過去の歴代のハンドブックの中で異色の書となった。過去の3作が既に確定した法律や実績のある判例を解説したものであったのに対して、4版はこれから施行される新しい法律を解説するものとなったからである。
また、本書は、新法であるAIAに対応するとともに、旧法にも対応している。例えば、旧102条、インタフェアレンス等の章をリファインして残している。また、AIAで大きな影響を受けた103条、112条等については、旧法との関係も詳細に記載している。今後、長期間にわたって新法と旧法の両方に対応しなければならない実務者の便宜を図ったものである。したがって、旧法でのプロセキューションを担当するからといって、旧版の3版を購入する必要はない。旧法に関していえば、RCEが導入される前のCPAのプラクティス(現行法では廃止)までカバーしている。
本書には根拠がないことは記載していない。したがって、根拠条文や文献はできる限り文章中に括弧書きで記載した。ただし、改正法の根拠については、公式文書の該当箇所を書類名・ページ・行数で指定するのは現実的ではなかったため、これらを明示することは断念したことはご容赦いただきたい。