中国実用新案法の進歩性の判断基準と最新の中国知的財産制度の動向
開催にあたって:
日本では実用新案権は「使えない権利」ですが、中国では実用新案権はまさに「使える権利」です。実用新案権は特許よりもコストエフェクティブ且つ早期に権利化 でき、また権利行使では特許権に劣りません。正泰VSシュナイダー実用新案紛争事件では、実用新案権に基づいて48億円もの賠償が認められました。
このよ うにいま中国の実用新案権を正しく理解することが重要になってきています。そこで、今回ご提供するセミナーでは、中国実用新案法における進歩性の判断基 準、実用新案権を有効に活用する秘訣を具体的なケースを交えてレクチャーします。また、最新の中国知財事件をご紹介しながら、知的財産業界の動向を分析 し、中国での知財戦略を構築する際のポイントを押さえた2012年最新版中国IP事情もお届けします。
概要:
日程: 2012年4月25日(水) 14:00~17:00
受講料: 無料(テキスト代も無料)
定員: 60名(先着順、定員になり次第受付を終了)
会場: 会場①:秋葉原UDXギャラリーネクスト 4階 (最寄駅:秋葉原駅) >地図
● 会場はセミナーによって異なります。本セミナーの会場は「第1会場:秋葉原UDXギャラリーネクスト」です。
● 本セミナーは中国語(逐次通訳付)で行います。
プログラム:
1.中国実用新案法における進歩性判断基準
・関連する規定
・ケーススタディ
・戦略的な検討
2.2012年の中国知的財産制度の動向
・知的財産に関する最新の統計
・知的財産に関する最新の法改正の動き
・中国での知財戦略と今後5年間の中国における知財業界の見通し
・最新の中国知財事件
スピーカー:
●姜 建成氏(JIANG Jiancheng)—所長・パートナー・弁護士・弁理士
北京大学(生物化学専攻)にて理学学士、中国科学院大学院(生物化学専攻)にて理学修士を取得。1988年には弁理士資格、2000年には弁護士資格を取得。中国大手特許事務所にて化学部門責任者、社長補佐、役員を歴任後、2003年に北京北翔知識産権有限公司を設立。特許出願実務の他、無効審判、特許権侵害分析と訴訟についても豊富な経験を有し、中国でのバイアグラ特許無効審決取消訴訟の代理人としても活躍。豊富な実務経験から企業の知的財産権戦略に関するコンサルタントにも定評がある。
●揚 勇氏(Stephen YANG)—パートナー・弁理士
清华大学にて機械工学、工業エンジニアリングの2つの学士学位を取得。トロント大学にて機械おおび工業工程修士を取得。中国大手特許事務所、カナダのハイテク企業で弁理士として活躍後、北京北翔知識産権有限公司のパートナー弁理士となる。特許出願、不服審判及び無効審判、特許行政訴訟および特許権侵害訴訟等の事務に熟練しており、海外での豊富な実務経験と高いコミュニケーション能力で、的確な知的財産権保護に関するアドバイスを行う。
北京北翔知識産権有限公司について:
2003年設立。クノロジー、医薬品、冶金、化学工業、電子、通信、半導体、コンピュータハード・ソフトウエア、ネットワーク技術等、広範囲で中国での知的財産保護サービスを提供するエキスパート集団。ビジネスレベルでの日本語対応が可能なスタッフを多く抱えており、すべて日本語で対応可能。豊富な経験を持つ弁護士・弁理士チームによる無効審判・訴訟手続は国内外のクライアントより高い評価を得ている。