昨年、米国で特許法の改正新ルールの施行を巡って大きな事件があった。改正新ルールの施行がまさに施行日当日に裁判所によって差止められたという事件である。また、KSR事件やSeagate事件は、特許実務に大きな変革をもたらしている。長らく安定期にあった米国特許制度が激動期に入ったといえる。本セミナーでは、最新のUS特許法改正案、最新の判例動向、最新の米国弁理士および事務所の動向を詳しく解説し、これらを踏まえた米国特許出願のプロセキューション及び鑑定(クレームドラフティング、オフィスアクション応答)の最新の実務を紹介する。
■ 2008年5月9日(金)10:00~16:00
「US特許法改正案及び最新訴訟判例に基づく米国特許プロセキューション及び鑑定の実務」
■ 講師
高岡IP特許事務所 代表弁理士 高岡亮一
■ ゲストスピーカ
米国特許事務所パートナー特許弁護士
■ プログラム
1.米国の特許法規則改正案の動向
・米国特許制度が抱える問題と現状
・改正ルールの差止め事件
・現在の改正案
2.最新の米国特許事務所動向
・台頭する新世代事務所と実力派事務所
・メガファームを悩ますコンフリクト問題
3.最近の重要判例
・KSR事件
・Seagate事件
・Microsoft vs. AT&T事件
4.プロセキューションと鑑定実務
・クレームドラフティング
・新規性拒絶に対する応答
・非自明性に対する応答
・RCE、CIP、審判請求などのテクニック
・故意侵害と鑑定書の関係